多くの食材に恵まれ、あちこちに産直をみかける淡路島。この季節、春になるとあちこちでフルーツを見かけることができます。今日、編集部が挑戦するのはイチゴとなるとオレンジを使った酵素シロップです。
島を彩るフルーツたち!
酵素シロップは果物に含まれている酵素を熱で壊さず育てて、発酵させながらじっくりとつくるシロップです。今日用意したのはどれも淡路島の太陽や土で育まれた新鮮なフルーツ。
いちご・レモン・なるとオレンジの三種類です。酵素が活き活きと生きているものが好ましいので、できれば減農薬やワックスを使っていないフルーツがおすすめです。
準備することは?
まず、フルーツとお砂糖を計量します。フルーツとお砂糖の重量は、1:1.1 の割合にすると上手に発酵すると言われています。精製された上白糖やグラニュー糖がおすすめです。
準備したフルーツをカットします。柑橘を使う場合は国産のものでワックスなど使用していなければ、皮ごと使ってもOKです。皮の苦味が苦手な人は向いてしまってもOKです。
瓶の底に2cmくらいお砂糖をひいて、フルーツを入れ、交互に重ねていきます。上から見るとこんな感じ。最後は砂糖で完全に蓋をします。
クローブやカルダモンなどのスパイスを入れたり、季節のハーブや野菜を使ってもOK。その季節のものを使うとより発酵しやすくなります。
2週間かけて育てる
季節にもよりますが、この後は毎日手でかき混ぜて2週間ほどで発酵させていきます。瓶は密封せず、常温でおいておきましょう。風通しのいい場所で、呼吸させてあげてください。
半日ほど立つと、材料から水分が出てきます。一日に一度混ぜて砂糖を溶かしていきます。
手はよく洗って、体調が元気な人が混ぜましょう。砂糖が完全にとけて、手で混ぜるとシュワッと泡立ち、フルーツが完全に浮いたら完成です。ザルやガーゼなど目の細かいもので越して、煮沸した瓶に移し替えれば完成です。
●材料
いちご 40g
レモン 100g
なるとオレンジ 300g
上白糖 400g
完成したシロップは、ソーダやミルクで割ったり、ドレッシングに使ったり。熱を加えてしまうとせっかくの酵素が死んでしまうので加熱せずに使ってください。旬のフルーツをつかった育てるシロップ、暮らしの中に取り入れてみてくださいね。
レシピ協力:CAFENOMADO
記事・写真:藤田祥子