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島から島へ!?春の沼島ツアー/沼島(兵庫県南あわじ市)

淡路島から船で渡れる島があることをご存知ですか? “沼島”と呼ばれるその島には国生み神話の伝説が残っており、多くの人がパワースポットとして訪れています。また、漁業も盛んで釣り人で知らない人はいないと言われるほど。島から島へ渡ったその先に、一体どんな景色が待っているのでしょう、春の沼島ツアーへ出発です。

 

 

出発は船着き場から


土生港という南あわじ市の船着き場から、しまちどり号に乗って10分で沼島に到着。淡路島へ日用品を買いに出ていた島の人や、釣り道具をいっぱいにもった人たちが船からおりていきます。

 


周囲約10キロほどの小さなその島では漁業が盛ん。船着き場から歩いていくと、漁師さんの船がずらりと並んでいます。沼島は鱧漁が有名で、京都の祇園祭のころに出回る鱧はほとんどが沼島産と言われているほど。

 

 

まずは腹ごしらえ!


やっぱりおいしいものを食べなきゃね。ということで、漁師さんが営む食堂“水軍”さんへお邪魔します。漁師歴35年の大将が釣り上げてくる新鮮な魚を味わえます。

 


今日の海鮮丼は鯵丼と鰆丼。半分は鰆の炙りで、もう半分は鰆のお刺身と、なんとも豪華な組み合わせ!淡路島の外にでると、鰆を生でいただけることはなかなかありません。夏になれば鱧も味わうことができるのだとか。気軽に訪れやすい食堂なので、沼島にきたならぜひ訪れたい食堂です。

 

国生み神話ゆかりの場所とは!?


お腹も満腹になったところで、水軍の大将が、漁船で島のクルーズに連れて行ってくださることに!おのころクルーズと言って、漁師さんたちが島を案内してくれる取り組みです。

 


なかなか乗れることのない漁船にのって出発!船に乗っていて驚くのは、不思議な巨石がゴロゴロと島の周囲にあること。

 


と、驚いているとどーんと海の上にそびえ立つ大きな巨石が見えてきました。これが“上立神岩”です。海の上に30メートルほど突き出したこの巨石こそが、古事記に登場した場所ではとも言われている場所。イザナギノミコトとイザナミノミコトが国生みを行ったと言われる伝説の巨石です。

 

島をぐるりと歩いてみる


神々しい船での周遊を終えて島の中をお散歩。中心部の高台にある八幡さんから見下ろす沼島もまた違った表情がみえてきます。

 


港からちょっと入るだけで、猫たちがくつろぐこんな町並みを歩くこともできます。

 

淡路島にはもう何度も行ったし、次はどこに行こうかな。なんて悩んでいる方は沼島へ。一歩足を伸ばすだけで異世界に行った気分を味わえます、ぜひ春旅に訪れてみてください。

 

写真・記事:藤田祥子

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沼島汽船 運行状況・予定
http://nushima-yoshijin.jp/go_kisen

おのころクルーズ
http://nushima-yoshijin.jp/walk-play

海鮮漁師料理 水軍
住所/〒656-0961 南あわじ市沼島2402
TEL/0799-57-0338
営業時間/11時30分~14時 18時~21時
定休日/水曜

 

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