世の中には「これどうやって作ってるの??」って不思議に思うモノありますよね。
この度、淡路島でそんな摩訶不思議な『プリン』を見つけました。
新鮮たまごを直売!『北坂養鶏場』
やってきたのは、淡路島北部、北淡ICからすぐ近くにある北坂養鶏場の直売所。
自然の中にある赤い倉庫のようなお店がなんだかオシャレ。
中に入ってみると、さすがは養鶏場の直売店、産みたてのたまごがいっぱい並んでいます。
北坂養鶏場で飼育しているのは、日本純血の鶏で、なんと日本全国の鶏の中で5%しかいない希少種なんだとか。
数々のシェフやパティシエが愛用する加熱調理に適した『さくら』、黄身のコクが深い生食専用『もみじ』の2種類のたまごがあったので、もちろん両方購入。
食べてみると、醤油など調味料に頼らずとも、たまごの味わいがしっかりと伝わってきます。
たまごかけご飯とか最高。
たまごの魅力オンリー!たまごまるごとプリン
そんな新鮮なたまごが並ぶ中、お店の端っこの冷蔵庫にあったのが…
『たまごまるごとプリン』!
ネーミングはよくありそうな感じなんですが、中身を見てびっくり。
えっ、ただのたまごじゃん。
たまごの殻にプリンを注入した、というような形跡はなく、割っていない産みたてそのままのたまごにしか見えません。
ところが、北坂さんに聞くと「これがプリンなんですよ」と。
…その言葉を信じて割ってみましょう。
おおっ!
中身は本当にプリンっぽい感じになってる!
味わいどうこうよりも、「なんで?」という疑問が先立ち、「どうやって作っているんですか?」と聞いてみました。
「たまごを割らずにそのまま振って撹拌して白身と黄身を混ぜてから、殻のまま蒸しているだけなんです」
『たまごまるごとプリン』ってそういうことか!
調味料も何も使っていない、文字通りたまごオンリーのプリンなんですね。
こんなの、たまご自体の味に相当な自信を持っていないとできないこと。
どんな味わいなのか楽しみ!
北坂養鶏場のたまごの魅力がギュ〜ッと!
専用のカラメルシロップが付属していますが、まずはそのまま食べてみることに。
万人がイメージする『プリン』という味わいではないですが、これはこれで美味しい!
まさにたまごの味そのままです。
一口食べて分かりましたが、これは作り方が分かったとしても他のたまごじゃ真似できないですね。
そして、カラメルシロップをかけると一気にプリンらしい味わいに。
たまごにカラメルシロップかけただけの、この上なくシンプルなプリンなのに、とっても幸せな気分になれる、摩訶不思議なスウィーツです。
なんでこんなプリンを作ろうと思ったのか北坂さんに聞いてみると…
「うちのたまごの魅力を多くの人に知ってもらいたくて。それで、老若男女に食べてもらえるプリンを作ってみたんです」
そんな北坂養鶏場の『たまごまるごとプリン』は、直売所の前にある自動販売機でも購入できます。
営業時間に間に合わなかった方でも、ご安心あれ!
自販機で淡路島スウィーツのお土産、買えますよ!
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北坂養鶏場 直売所
所在地/兵庫県淡路市育波1115-1
営業時間/9:00〜17:00
定休日/無休
電話/0799-70-7267
料金/たまごまるごとプリン 1個300円、4個入り1000円
https://kitasakatamago.co.jp/
写真・記事:千葉大輔