多くの食材に恵まれ、あちこちに産直をみかける淡路島。中でも、鳴門海峡や福良では全国有数のわかめ漁も盛んです。今日、編集部が挑戦するのは”糸わかめ”を存分に味わうパスタです。
激しい海流で育った、深い緑は島わかめの証。
日本一の海流の速さを誇る、鳴門海峡。その塩の流れや季節風に揉まれて育ったわかめは、食感がよく、歯ざわりがいいと多くの料理人が求める一級品です。
わかめの種類って?
肉厚でコシが強く、かめばかむほど自然の風味を感じられる、しっかりとした食感が味わい深いわかめ。今日は、この淡路島の豊かな海の恵みを感じられるわかめを使ってパスタをつくります。
淡路島では生わかめを塩漬けした塩蔵わかめや、風味が豊かな灰干しわかめなど様々な種類があります。今回使用するのは、じっくり乾燥させた糸わかめ。生わかめにはない、歯ごたえ・風味があるのが特徴です。
焦がしバターが香り立つ
まずは、使用するわかめを水につけて戻します。ぶわっと鮮やかな緑色になり、量も倍ぐらいになります。
10分ほど水につけたら、自然に水が切れるように、しぼったりせずザルにあげます。水が切れたら、細かく切ります。
次にフライパンにバターをあたため、白い泡が立ったらにんにくを入れて香りを出します。しばらくするとバターが色づいてきます。そこにスライスした玉ねぎを加え、炒めていきます。
飴色になり、いい香りに包まれます!さらに調味料を加え、出汁をいれ、茹でたパスタを加えます。
最後に、細かく切ったわかめをいれてさっと炒めます。わかめは火が通ると、ぐっと鮮やかな緑になります!
最後にバターを一欠片、すりごまと胡椒をお好みでトッピングして完成です!
●材料
パスタ 100g
バター 大さじ1
にんにく 一片
わかめ 1~2枚
玉ねぎ 1/4個
薄口醤油 大さじ1
出汁 200cc
すりごま お好み
黒胡椒 お好み
●レシピ
①パスタを茹でておきます。
②フライパンを温めバターをとかす。
③白い泡が立ったらスライスしたにんにく加えて、香りが立つまで炒めます。
④繊維にそって切った玉ねぎを③に加えます。
⑤飴色に色づいてきたら、薄口醤油、出汁の順番で加えます。
⑥そこに①のパスタを加えて少し煮込みます。
⑦最後に戻しておいたわかめを細かく切り、⑥に加えてさっと炒めます。
⑧お皿に⑦を盛り付け、バター、すりごま、黒胡椒をトッピングして完成です!
出汁の量はお好みで多くしても、スープスパのようにできるので、温まりたいこれからの季節にもぴったりです。淡路島の海の幸を感じながら味わってみてくださいね。
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レシピ監修:CAFE NOMADO
記事・写真:藤田祥子