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花と緑と過ごす四季の彩り/あわじ花の歳時記園 淡路島にきたなら訪れたい、外ごはん vol.5(兵庫県淡路市)

淡路島の魅力といえば海と山と空、そしておいしいあれこれ。これらを全部まとめて味わいたい。そんなわがままにお応えしましょうっ。今回は瀬戸内の海を、山頂から一望できる『あわじ花の歳時記園』さんをご紹介します。

見頃を迎えた色とりどりのあじさい


棚田が残る美しい山の風景で知られる淡路市長沢。山頂付近に四季の自然を楽しめる『あわじ花の歳時記園』さんがあります。

 


20年ほど前に以前の所有者から、この場所を引き継いだのがオーナーの緒方明さんと信子さん夫婦。ここでは6月から7月にかけて、あわい白や紫、色とりどりのまん丸なあじさいが見頃を迎えます。色鮮やかな『スカイブルー』や『カシワバアジサイ』など約100種類以上のあじさいが植栽されています。

 

 

瀬戸内の海を見ながらなつかしい空気を味わう


もともと棚田だったという園内を、ぐるりと歩いていくと山頂にある喫茶にたどりつくことができます。長沢に広がる棚田や瀬戸内の海を眺望することができる自慢のデッキ。あじさいの季節はとくに来場者が多く、平日もこの景色を見る人たちであふれています。

 


喫茶にはドリンクやおやつ、軽食のメニューが用意されています。どのメニューも栄養士として活躍されていた信子さんのオリジナル。一番気になったお茶セットを注文してみることに。

 


「摘みたてのハーブでお茶を淹れましょう。一緒に庭に採りに行きますよ。」と信子さん。園内にあるハーブガーデンで、レモンバーベナ・ミント・カモミールを採取させていただきました。こんな経験ができるのもここならでは。

 


わらび餅の上には信子さんのお母さまが作られたなるとオレンジピールも添えられ、心配りいっぱいのお茶セットです。近くに聞こえる鳥のさえずりや、風の音に耳をすませ、ゆっくりと流れる時間に身を委ねることができます。

 

 

あなただけのたのしみ方を探して


山頂では喫茶だけではなく、手作り工房ととやとして草木染めや絵手紙などを体験することもできます。

 


春にはたけのこ狩り、秋はまん丸の大きな栗拾い。自然の真ん中で四季を感じることができます。ここでのたのしみ方は無限大。ゆったり時間をもって、四季が変わるごとに園を訪れてみるのもいいかもしれませんね。

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あわじ花の歳時記園

所在地/〒656-2221 兵庫県淡路市長沢247-1
営業時間/9:00~18:00

TEL/0799-64-0847

HP/http://ajisaien.net/
定休日/不定休(12月30日~翌1月3日休)

入園料/開花期以外無料、あじさい開花期:高校生以上500円・小中生400円

駐車場/20台

 

写真・記事:藤田祥子

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