『日本三大なんとか』っていう冠がついたモノや場所、よくありますよね?
淡路島にもあるんです。
日本三大鳥居とか、日本三大水仙群生地とか。
でも調べてみると、もうひとつありました。
日本三大瓦。
淡路島の主に南あわじ市で古くから生産されている淡路瓦がそうなんです。
え?地味だって??
そんなことはない!
今回紹介するのは、大人も子どもも大好きなアレですよ!
淡路島かわらや
というわけで、今回やってきたのはこちら。
南あわじ市にある『淡路島かわらや』です。
ここでは、淡路瓦の工場見学や製造体験ができるのですが、なんと鉄板の代わりに瓦を使った焼肉も楽しめるんだとか。
早速その焼肉部屋へ。
壁面が全部瓦になっています。
各テーブルの真ん中には炭が入った七輪があるんですが…
その上にブ厚い淡路瓦をドン!!
焼肉用の瓦があるのかと思いきや、普通の瓦の形そのままです。
表面の油が乾いていたら焼き頃だそう。
淡路島産の猪豚をかわら焼き!
注文したのは、あわじ島特選 猪豚(ゴールデンボアポーク)に、焼き野菜、サラダ、スープ、ご飯、お漬物が付いたかわら焼きセット(1800円)。
これまた瓦に盛り付けられて運ばれてきました。
こちらのゴールデンボアポークは、猪と黒豚を交配して生まれた猪豚。
上手いこと豚肉と猪肉の良いとこ取りができたようで、何やら身体に良い成分が多量に含まれているようです(解説テキトーか)。
まぁそれは置いといて、早速焼いていきましょう!
さすがにブ厚い瓦だけあって、熱が伝わるのがゆっくりで、時間をかけてじんわりと焼けていきます。
せっかちな人にはツライかもしれませんが、店員さんが言うには「ゆっくりじっくり焼くことでゴールデンボアポークの美味しさが引き出される」のだとか。
なるほど、このお肉と瓦焼きは相性がいいんですね!
今回は淡路どりとイカも注文したので、瓦の上で一緒にジュージュー。
ポン酢や醤油もありますが、とりあえずは淡路島の藻塩でいただきます。
猪豚だからちょっと臭いのかなと思っていましたが、そんなことは全くなく、むしろ上品な味わい!
甘みのある脂に藻塩がよく合います。
秀逸!〆のガーリックもんじゃ
瓦焼きの〆の一品としておすすめされたのが『ガーリックもんじゃ』というメニュー。
もんじゃは大好きなので、もちろん注文!
すると店員さんが瓦の上で焼いてくれるのですが…
瓦に残った猪豚の脂を使ってご飯を炒め始めました。
「えっ、これってチャーハンじゃん!」と、一瞬思いましたが…
瓦の上にギューッと押し広げ、おこげを作って…
もんじゃのようにコテでいただきます。
まぁちょっと変わったもんじゃですが(笑)、見るからに美味しそうでしょ?
あの美味しい猪豚の脂で作っているわけですから、そりゃあ激旨に決まっています!
ゆっくりと熱が伝わる瓦焼きですから、丸焦げになる心配もなく最後まで美味しくいただけました。
瓦を使ったここにしかない淡路島ならではの焼肉。
来店した際には、秀逸な〆のもんじゃもお忘れなく!
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淡路島かわらや
所在地/兵庫県南あわじ市松帆脇田甲105-2
営業時間/11:00〜17:00
定休日/不定休
電話/0799-36-2303
https://www.awaji-taiken.com/
写真・記事:千葉大輔