現在、Instagramに投稿されているハッシュタグ「#淡路島」はなんと57万ポスト。数多ある投稿の中から、編集部の視点で行ってみたい!と感じた場所に突撃、今回は淡路島名物の“あの!”水産加工屋さんへ行ってみました。
淡路島といえば……この名物!
淡路島の数ある名産品、玉ねぎ・牛肉・わかめにたこ。そして忘れてはならないのが“いかなご”と“しらす”。新鮮ないかなごやしらすを使用した釜揚げは観光客のみなさんに大人気。特に春から漁がはじまるいかなごは、全国の食通から求められる魚です。そんな淡路島の人気者の中でも、おいしそうな「♯淡路島」のタグ付けがされているこちらのお店に伺ってみました!
地元で知らない人はいない“中原水産”
2代目の社長と奥さん、3代目の息子さん(中原健太郎さん)が店を切り盛りする水産加工屋さんです。淡路島の漁港で水揚げされたしらすやいかなごをメインに加工し販売を行っています。
一番近い漁港はなんと目の前の炬口漁港。ここに広がる海を泳いでいた魚がここにやってきて、天日干しされおいしいちりめんじゃこなどに加工されています。
まるでカフェみたい!海を見ながら一休み。
2階にのぼるとなんだか水産加工屋さんとは思えない空間が広がっています!なんとここは飲食スペースになっていて、健太郎さんが腕によりをかけた自慢の丼をいただくことができます。
素敵なインテリアに囲まれて、海を眺めながらいただけるなんて最高!
こちらは人気の海が見えるカウンター。映画「海街ダイヤリー」のようですよね。
釜揚げしらす丼に、ネバネバしらす丼、梅しらす丼などなど、旬によってメニューは様々。今回は、女性に人気と教えていただいた梅しらす丼をいただいてきました!さっぱりした梅肉に、たくさんのった薬味の数々。特性のだし醤油を少しかけていただくしらすのやさしい塩味がたまりません。
春とともにやってくる “いかなご”。
GWから12月頃まで漁獲できるのが“しらす”、そして2月末から3月頃の期間限定、春を告げる魚が“いかなご”です。ここ数年は不漁が続いて値段が高騰している貴重な“いかなご”。今年の試験操業は2月23日。
最近の若者のちりめん離れに歯止めをかけようと、丼メニューをいろいろ試作するなど意欲的に取り組む健太郎さん。お店に出される加工品の味付けなどもすべてを担当しています。
「今年は何日からになるかな、どきどきするわ。ほんまにおいしいから、もっとみんなに食べてほしいなぁ。」と3代目。しらすやいかなごはどこで買っても同じと思うと大間違い。お店によって味も少しずつ違いますから、淡路っ子はマイ・フェイバリットしらすを持っていると言っても過言ではありません。
健太郎さんや家族のみなさんが加工するしらすやいかなごは中原さん一家らしいやさしい味がします。春にしか味わえない“いかなご”の解禁ももうすぐ、ぜひみなさん春の知らせをいただきにいらしてくださいね!
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有限会社 中原水産
所在地/ 兵庫県洲本市炬口1丁目1−41
営業時間/8時~18時(販売) 10時~16時(飲食)
定休日/1月1日~5日
TEL/0799-22-1406
HP/http://www.office-web.jp/nakaharasuisan/pc/index.html
写真・記事:藤田祥子