淡路島の観光スポットとしてはおなじみ『イングランドの丘』。
お花畑や様々なアミューズメントの他、たくさんの動物たちがいますが、なんといっても一番の目玉は可愛いコアラですよね。
日本ではコアラが見られる動物園は8箇所しかありませんが、イングランドの丘はその貴重な施設の中のひとつ。
見た目も仕草もとっても可愛いコアラですから、「触れてみたい!」「抱っこしてみたい!」「一緒に写真を撮りたい!」と思うのは人のサガ。
でも残念ながら、日本国内ではコアラに触れられる施設はありません。
触られることはコアラにとってストレスになってしまうため、オーストラリアでも抱っこができる施設は減ってきているといいます。
イングランドの丘でも当然コアラに触れることはできませんが、一緒に写真を撮る方法はないのか、検証してみました!
イングランドの丘のコアラ館へ!
やってきたのはイングランドの丘、グリーンヒルエリアの一番奥にあるコアラ館。
コアラ館では、ガラス越しにコアラたちを見ることができます。
ガラス越しになら撮影もOKで、“コアラだけ”を撮るのであれば簡単ですが、コアラはガラスのすぐそばにいるわけではないので、ツーショット写真を撮るのは不可能…?
コアラと一緒に写真を撮る方法!
ガラスの際に立って自撮りをしたとしても、コアラは少し離れた場所にいるので、普通に撮影すると写真上ではコアラはかなり小さく写ってしまいます。
とはいえ、もちろんガラスの中に入ることもできません。
と、いうわけで、どうにか撮影のテクニックを駆使してコアラとツーショット写真を撮る方法を考えてみました!
結論から言うと…
これくらいのツーショット写真を撮ることは可能でした!
ちょっと専門的な内容も含まれるので難しいかもしれませんが、解説してみます。
必要なのは望遠レンズです。
最低でも135mm以上、できれば200mmくらいの望遠レンズがあればベスト(フルサイズカメラの場合)。
モデルさんにはガラスの際に立ってもらって、撮影者は離れた位置から望遠レンズで撮影します。
望遠レンズで撮影すると何が起こるかというと、圧縮効果と言って、被写体の後ろに写っているもの(今回でいうとコアラ)をググッと手前に引き寄せてくれるのです!
これでコアラがだいぶ近くにいるように撮れるわけですが、F値をかなり絞らないと(高い数値にしないと)コアラがめちゃくちゃボケてしまいます。
F値を上げると写真は暗くなるので、ISO感度をかなり上げないといけませんが、F13以上に設定するとコアラが随分くっきりと見えてきます!
こうやって撮影すればコアラとのツーショット写真が完成。
ちなみに、フラッシュ撮影は禁止です。
しかもフラッシュをたくとガラスが光ってコアラが見えづらくなるので、絶対にやめましょう。
以上、イングランドの丘でのコアラとのツーショット写真の撮り方解説でした。
ちょっと難しいと思いますが、ぜひトライしてみてください!
「どうやってもできない!」って人には…
こんなのもあります(笑)。
コアラのレアな寝相が見られるかも!?
さて、そんな人気者のコアラですが、実は一日のほとんどの時間寝ているのだそうです。
通常こんな感じで木の枝をガシッと掴んで眠るのですが、イングランドの丘にはちょっと変わり者のコアラがいます。
それはこちらの『だいち』くん。
一切どこも掴まずに見事にバランスをとって寝ています。
飼育員の後藤さんによると、「他のコアラはこんな寝方はしないですが、なぜかだいちだけ、たまにこんな寝相をしている」とのこと。
これを『エア・D』と呼んでいるそうです(笑)。
そんな手放しでも滑り落ちないコアラにあやかって、こんなグッズが配布されています。
受験生のための、合格祈願のお守りです。
毎年11〜12月頃にコアラ館で無料配布しているそうなので、受験生の皆さんは必見ですね。
コアラとのツーショット写真と共にゲットしてみてください!
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淡路ファームパーク イングランドの丘
所在地/兵庫県南あわじ市八木養宜上1401番地
営業時間/3~9月 9:00~17:00(平日)・9:00~17:30(土日祝)
10月~11月 9:00~17:00
12月~2月 10:00~17:00
定休日/年中無休
電話/0799-43-2626
料金/大人(中学生以上)800円・小人(4歳~小学生)400円・3歳以下無料
写真・記事:千葉大輔
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