今年の猛暑を経て待望の秋がやって来ました!
聞けば淡路島で栗拾いが体験できる農園があるそうな。
海の見える栗脇農園
細い山道にある、『栗』と書かれたシンプルな看板が導いてくれたのが、山のてっぺんにある『栗脇農園』。
こじんまりした佇まいと万国旗がいい味を出しています。
こちらは果樹農園で、他にもびわ・柿・鳴門金時・紫芋・いちじくなど多種類を栽培しています。
秋の始まり、ということでいざ栗拾い!
早速栗拾いの説明をお母さんに聞いて、バケツと火挟を手に栗農園へ繰り出しましょう。
山の上にあるこの場所は空気も清々しく最高に気持ちがいい~!
秋の味覚!島で栗拾い体験
広い栗農園に驚きながらも、栗の木になったまだ青い栗たちを眺めて秋を盛大に感じる私たち。
あ~、秋だなあ。
こちらでは早生の『丹沢(たんざわ)』と中手の『筑波(つくば)』2品種を栽培しており、今回は丹沢が獲れる時期でした。
どちらも大きくて甘いんだそう。
この日は近日の台風の影響で、たくさん下に栗が落ちていました。
穴が開いている栗は、虫がかじっている可能性があるので要注意なのだとか。
栗の拾い方の見本がこちら。
いがを両足で押さえ込み、火挟で上手に剥いていきましょう。
いがのトゲトゲに気をつけて!
続々バケツに集まっていく綺麗な形をした栗たち。
みんなツヤツヤしたべっぴんさんですね~!
栗脇農園の代表、栗脇さんはとってもフランクで可愛いらしく優しい方。
1986年に一代でこの農園を開業し、今では北淡路栗生産クラブの代表も務め、北淡路の栗と言えばすぐに名前が出てくるほどの立役者。
ニコニコしながら美味しい栗はどう見極めるのかを教えてくれました。
「どんぐりみたいな丸い形で、光ったような艶がある栗が美味しい。お尻が白くなったりしてるんは熟していない証拠やからだめやね。落ちて間もないものの方が新鮮やな」
木から落ちてしばらく経ったものは乾燥してしまっているので美味しくないのだとか。
他にもたくさんコツを教えてもらいました。知りたい方はぜひ農園で聞いてみて!
拾った栗は筒に詰め放題!
拾った後は指定の筒の中へ。この中に入った栗の数だけ持ち帰ることができるんです。
みんなでワイワイ言い合いながら工夫を凝らすのがまた楽しい時間。
お母さんたちのアドバイスや手助けもあり、こんなに入っちゃいました!
大阪からやって来ていたご家族もこ~んなに大量の栗をお持ち帰り!
秋を感じられるいい思い出になったのではないでしょうか。
獲れたての栗を使った栗ごはん
栗脇農園では、体験の他にランチも食べられますよ。
こちらは栗ごはん・きつねうどん・鳴門金時の大葉豚肉巻きとサラダのランチセット(500円)。
他にも栗入りおむすび(120円)など、旬の栗を満喫できるのでお昼には大勢のお客さんで賑わっていましたよ。
栗拾いは10月上旬まで開催中。
店頭でむき栗・焼き栗・蒸し栗・鳴門金時や柿の販売もしているので、栗拾いを体験しなくても秋の味覚を楽しめます。
来園した方には栗、鳴門金時と紫芋の試食が振る舞われるので味見もできて嬉しい!
さあ、この秋は栗脇農園から始めてみませんか?
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栗脇農園
所在地/兵庫県淡路市野島常盤1288-3
営業時間/10:00~17:00
定休日/栗拾い期間中は無休
電話/0799-82-1683
料金/大人 1,000円(600gお土産付)、10歳以下 500円(300gお土産付)
写真・記事:山田 芽実