現在、Instagramに投稿されているハッシュタグ「#淡路島」はなんと59万ポスト。数多ある投稿の中から、編集部の視点で行ってみたい!と感じた場所に突撃、ノスタルジックな蔵の写真多数投稿されている“千年一酒造”さんへお伺いしてみました!
漁師町の酒蔵。
淡路島の東浦で酒造りをはじめて約140年。その蔵は漁師町の中にあります。宮水と同じ鐘軌山の山水と最良の米、杜氏達の手の温もりを感じる麹とで、スッキリとした味わいが特徴のお酒造りを続けてこられた千年一酒造さん。
取材をさせていただいた今日は、日本酒愛好家でつくる淡路千年蔵の会のみなさんが主催する“新酒と酒蔵コンサート”の日。新酒もいただけるとのこと、これは楽しみです!
気軽にいつでも“酒蔵見学”。
さっそく、ノスタルジックな漁師町の通りを歩き、のれんをくぐります。酒蔵ではイベントのない日も、1年を通じて3~4種類のきき酒をさせていただくことが可能です。
入ったところでどしっと構える千年一の看板が。歴史深い千年一ブランドにぴったりの雰囲気。12月中旬~3月上旬は新酒の季節。その作業風景を間近にみることも可能です。
なんと酒蔵見学は無料!少人数であれば飛び込みもOKです。ただし10人以上は予約が必要なので気をつけてくださいね。
蔵コンサートの会場へ……!
今日のコンサートの会場を目指して蔵の中を進みます。まさに今、日本酒がはいっている大きな樽を横目に歩いていきます。この足場にのぼって、仕込みの様子を職人さんたちが見守っていくそうです。この樽の横にある階段をあがると……。
素敵な空間に人・人・人!もうすでにコンサートを待つお客さまでいっぱいです。おやじバンドのみなさんもスタンバイばっちり。蔵の会の会長の挨拶を皮切りに、いよいよコンサートスタートです。
「ふたりでお酒を」や「北酒場」などお酒にまつわる曲が披露され、会場も温まっていきます。贅沢にも生バンドのイントロクイズなども出題され、どんどん盛り上がってきたところで今日の日本酒の登場です。
主役を迎えて。
はっぴを着た蔵の会のみなさんが、今日いただく日本酒を準備してくださいます。
左から優雅な印象が特徴の“大吟醸 千代の縁“、岡山県で有機栽培されたお米を使用した“純米原酒 福わたりしぼりたて”、この蔵の会のためにつくられた“純米吟醸 千年蔵 生原酒”、そして淡路島の南高梅と日本酒でつけた“梅酒”と豪華なラインナップ。
二種類は、ちょうどしぼったばかりの生のお酒をいただけるタイミングでした。また季節を変えれば同じお酒でも少しずつ印象が変わっていくそうなので、好みの時期に訪れるのも通かもしれませんね。
今回は地元の素材を使ったお弁当に、あつあつのおでん、千年一の酒粕を使用した粕汁なども振る舞われ大満足の一日となりました。
こうしたイベントの日以外にも、いつでも蔵の見学や試飲は行われているとのこと。日本酒のことがわからない……なんて人もみなさんが丁寧に答えてくださいます。蔵で楽しむ日本酒は格別、きっとここであなた好みの日本酒に出会えるはず。日本酒がわからない方も気軽に足を運んでみてくださいね。
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千年一酒造株式会社
所在地/ 兵庫県淡路市久留麻2485番地の1
営業時間/10時~16時
TEL/0799-74-2005
HP/http://www.sennenichi.co.jp
写真・記事:藤田祥子