ニャー!(こんにちは!)
大人になるにつれて犬より猫派になってきた私です。そんな私が今回やってきたのはこちら、『淡路市立 中浜稔 猫美術館』!
猫一色!『淡路市立 中浜稔 猫美術館』
『淡路市立 中浜稔 猫美術館』は、中浜 稔氏の作品が展示されている世界的にみても珍しい猫の墨絵美術館。
中浜氏は兵庫県淡路市(旧東浦町)に生まれた画家で、猫の墨絵の第一人者です。
あ、壁にも肉球の跡がありますね!
入ってすぐに目に入ってきたのがこちらの『町内の群像』という作品。なんと20mに及ぶ長さ!
『我家の茶々』をはじめとし、『高台の駒子』、『スナックの飛鳥』、『ハンパな忠太郎』など、それはそれは個性豊かな錚々たる顔ぶれが集います。
ちなみに私が一番気になったのはこの『家出したマデリン』。帰ってきたんでしょうか…。
圧巻の墨絵で描かれた猫たち
ご覧のように、1階も猫、2階も猫(実は所々に違う動物も…ぜひ実際に探してみてくださいね!)。
展示内容は年に一回ほどの頻度で替わりますが、作品数はおよそ120点(4000匹)を超えるそう。
こんなところにも猫!
『見ているものは見られている』ということで、気づかぬ間に上からじ~っと見られていたんですね!
ユニークな展示に、中浜氏の遊び心を感じます。
猫愛に溢れた来館メッセージ
2階には来館者のメッセージが書かれた『にゃんにゃんノート』が。
大人用と子ども用に分かれているのですが、読んでみるとどちらも素敵な猫愛に溢れていました。
興味深かったのは、展示作品のことだけではなく「家の猫に会いたくなった」「我が家の猫はこういうところが可愛いんですよ」といった、作品を受けての各々の飼い猫に対する想いの数々。亡くなった愛猫のことを思い出すお客さんも。
中浜氏も、毎回来館する度にこのノートを読むのをとても楽しみにしているそう。
この他にも『全国こども猫のはがき絵コンクール』が全国の小学生を対象に毎年開催中。
館内では過去の入賞作品や応募作品を観ることが可能です。元気にのびのびと描かれたカラフルな子どもたちの作品は中浜氏の作品と対照的で、また違った魅力を感じることができますよ。
猫グッズの宝庫!お土産コーナー
お土産コーナーではエコバッグやTシャツ、メモ用紙、キーホルダーからお皿まで、様々なグッズが購入できます。
中でもハンカチとポストカードが一番の売れ筋だそうですよ。
こちらの可愛い猫ラベルの『昔なつかし淡路サイダー』はここ猫美術館と道の駅東浦ターミナルパークのみでしか買えないレアアイテム。来館の際はぜひチェックしてみてくださいね。
他にも、毎月第2日曜日には中浜氏から直々に教えてもらえる墨絵教室が行われています。墨絵が初めての方でも大歓迎。優しく教えてもらえる上すぐに描けるようになるそうなので、気になる方はぜひチャレンジしてみては?
家族やカップル、おじいちゃんやおばあちゃんまで幅広く来館し、帰り際に自宅の猫の写真を嬉しそうに見せてくれる方も少なくないというこの『淡路市立 中浜稔 猫美術館』。
休日に猫好きのあの人を誘って、猫ちゃんたちに会いに来ませんか?
ニャー!
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淡路市立 中浜稔 猫美術館
所在地/兵庫県淡路市浦668-2
電話/0799-75-2011
開館時間/10:00~18:00
休館日/月曜(祝日は翌日)
http://www.nekobijyutsukan.com
写真・記事:山田 芽実