淡路島にて、なぜだか音楽が流れている農園を発見。
今回やってきたのは、淡路市にある農園『菜音ファーム』です。
レゲエが流れる農園『菜音ファーム』
菜音ファームのみなさんは、東日本大震災をきっかけに淡路島に移住してきて農園を始めたんだそうです。
「移住してきて借りた場所は、しばらく農作をしていない荒地だったけど、長年農薬がまかれていない場所なので、『無農薬で野菜を作りたい』と思っていた自分たちにはむしろ都合がよかったんですよね」
と代表の菅原さんは話します。
野菜作りは今でも試行錯誤の連続だそうですが、自然栽培をずっと続けていることで土の質がどんどん良くなっているんだとか。
ところで、先ほどの写真の後ろに黒い物体があったことに気付きました?
これ実は、ライブで使うような巨大スピーカーです。
菜音ファームのみなさんは、移住前はずっと音楽関係の仕事をしていた音楽仲間。
だから、農作業中にはレゲエなどの音楽を流していることが多いんだそう。
「音の振動が野菜たちにも良い影響を与える」との眉唾モノの情報もありましたが、「まぁ自分たちが楽しければそれでいい」とのこと(笑)。
オーガニックメニューの菜音カフェ
さて、そんな菜音ファームが直営でやっているカフェがあります。
農園からほど近い丘の上にある『菜音カフェ』。
キャンプ場にも併設しているこちらでは、菜音ファームの野菜を使ったオーガニックな料理が味わえます。
野菜を自分たちで作るところから始まっている菜音カフェですが、なんとこのお店も自分たちで建てたんだとか!
もらってきた廃材をベースにしているから、新築だけどとってもアンティーク。
ハンモックもあるし、何時間でもダラダラと過ごせそうです(笑)。
手作り窯のオーガニックピザ
人気のオーガニックピザを焼く石窯ももちろん手作り。
使うのは小麦粉と米粉をブレンドした自家製生地です。
農家らしさ溢れる『農園採れたてサラダピザ』(1080円)や、
お日様をモチーフにした『SUNSUNピザ』(1300円)など、他ではお目にかかれないオリジナルピザもたくさん。
この『SUNSUNピザ』は、「ヴィーガンの人でも楽しめるように」と、牛乳の代わりにココナッツミルクや豆乳を使ったホワイトソースが使われています。
この『菜音鉄板ピラフ』(650円)も、大豆ミートを使ったヴィーガンメニュー。
僕はヴィーガンじゃなくてむしろお肉大好きですが、そんな僕が食べてもまったく物足りなさを感じないから驚き!
というか、大豆ミートだと言われるまで普通にお肉が入っていると思っていました。
夏には島かき氷もおすすめ!
季節はもうすぐ冬ですが、夏に菜音カフェに来たなら、ぜひ食べて欲しいメニューがこちらの『島かき氷』(700円※バニラトッピングは+150円)。
季節のフルーツで作った無添加シロップ、最高です。
来年の夏はどんなフルーツのシロップがあるのか今から楽しみ!
お腹いっぱい食べたあとは、自然の中でゆるりと過ごせる菜音カフェ。
都会の喧騒に疲れたら、オーガニックメニューと自然に癒されにいってみては?
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菜音カフェ
所在地/兵庫県淡路市王子1430
営業時間/11:30〜15:00(14:30LO)
定休日/月〜金曜(土・日曜のみ営業)
電話/0799-62-2828
http://zionfarm.jp/
写真・記事:千葉大輔