多くの食材に恵まれ、あちこちに産直をみかける淡路島。夏によく目にするレモンですが、秋がみのりの季節だということ、ご存知でしたか?今日、編集部が挑戦するのは爽やかな香りが広がる”レモンケーキ”です。
ノンワックスのレモンピールと日本蜜蜂の秋蜜を組み合わせて
淡路島のレモン農家さんといえば、平岡さん。ちょうど今旬を迎えているアレンユーレカという品種は、皮のフレッシュな香りが特徴です。ノンワックスで育てられたせっかくの国産レモンですから、皮をつかったケーキにチャレンジしてみましょう。
また、今の季節は日本蜜蜂の秋蜜が旬を迎えています。春から秋にかけて島のめぐみをあつめた宝石のようなはちみつ。秋蜜は濃く深い味わいが特徴です。さっぱりとしたレモンとあわせるにはピッタリの組み合わせです。
香りを楽しむためのケーキ
さっそく、レモンをギュッとしぼって皮のみじん切りをあわせます。今の季節にしか楽しめない香りがキッチンに広がります。
バターのキャラメルのような香ばしさもアクセントになります。この2つの香りが今回のポイントです。
焦がしバターと、レモンピールのつぶつぶが、生地ちらちらと見えて楽しげな雰囲気です。さてどんな焼き上がりになるでしょうか。
仕上げにちょっぴりお化粧しましょう
いい感じの焼き上がりです。香ばしい香りの中に、ちょっぴりレモンが見え隠れ。
今回はレモン型に焼いてみました。せっかくなのでクリームチーズでお化粧をします。これだけでちょっと特別な感じがしますよね。
最後に、レモンの香りをまとわせます。青い皮を細かくふりかけていきます。
すりおろしたレモンピールを真ん中に乗せてもかわいいです。これで完成!はちみつのしっとりした生地と、レモンとバターの香りで特別な気分です。みなさんもぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
●材料
バター 85g
全卵 85g
グラニュー糖 75g
はちみつ 10g
小麦粉 85g
ベーキングパウダー 2g
レモン果汁 1個
レモンピール 半分
●レシピ
①バターを小鍋でとかしておきます。焦がしバターにしても美味しいです。
②全卵をほぐし、グラニュー糖とはちみつを入れて40度くらいになるまで湯煎します。その後はハンドミキサーでリボン状になるまでしっかりと泡立てます。
③②にふるっておいた粉類をいれます。木べらで底からしっかりと混ぜます。
④①のバターを③に入れてよく混ざったら、レモン果汁とみじん切りにしたレモンピールを入れます。
⑤型に入れて、170度に予熱したオーブンで35分~40分焼きます。焼き色がよくついていたら途中で温度を下げてください。
レモン以外にも、かぼすやすだちでやってみてもおいしいケーキになりますよ。みなさんも秋の果実をケーキにしてみてくださいね!
レシピ協力:CAFENOMADO
記事・写真:藤田祥子