現在、Instagramに投稿されているハッシュタグ「#淡路島」はなんと54万ポスト。数多ある投稿の中から、編集部の視点で行ってみたい!と感じた場所に突撃します。記念すべき第一回はこちら……!
淡路島はここ数年でサイクリストが多く訪れる島になりました。そんなサイクリストらしき方々のポストで多くみられた明石海峡大橋越しの、この灯台。調べてみると「緑のみちしるべ江崎公園」という場所にあるようで、サイクリストやドライバーの休憩スポットになっているようです。こんな景色が淡路島あるなんて!さっそく行ってみましょう。
発見!?白い灯台のその奥に見えたのは……。
淡路インターから北へ向かって車を走らせ、明石海峡大橋をくぐり抜けたところで緑のみちしるべの看板が見えてきました。
するとInstagramのポストで多く見かけた風景と同じ、明石海峡大橋と小さな灯台が現れました。「こんなところに灯台があったのか~。」と撮影を始めたところで足元をみてみると……。
「かわいい~、灯台をモチーフにしたタイル、……ん?なにか違う?」どうも目の前の灯台とは違うフォルム。さらに目線を上に上げてみるとこんな看板が……。
なんと目の前の灯台はモニュメントで、実際の灯台は公園の山の上にあることが発覚。ここまできたら本当の灯台をみたい!山の上に登ってみるしかありません。
数百段の階段、見えない頂上。
江崎灯台と書いた看板のすぐ横に頂上のみえない階段がありました。灯台へ行くにはこの階段を登りきるしか方法はないようです。気合をいれて登り始めます。
険しい階段をうつむきながら登っているとこんな石畳が。木々の日差しが気持ちよく、登る気分も上向きになってきました。
階段の途中で振り返ってみるとこんな海の景色が。海峡を往来する大きな貨物船を間近に見ることもできます。さぁ、階段も残り少し。どんな景色がまっているのでしょうか。
明治時代から照らし続ける石造りの灯台。
階段を登りきったその先に、真っ白な灯台が目に飛び込んできました。石造りのこの灯台は、なんと徳川幕府の時代にイギリス人技師により設計され、明治時代に建設された洋式灯台とのこと。灯台好きには有名な文化的価値のある灯台だそうです。
日本でも8番目に建てられた古い灯台で、明治4年4月27日に初めて点灯した日からその姿は変わっていません。風見鶏の文字もノスタルジックで雰囲気がありますね。
灯台は一定の場所から近づくことは禁止されているようでしたが、「灯台記念日」である11月1日の前後に毎年一般公開があるそうです。灯台内部や施設内の大型レンズの公開などもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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江崎灯台
所在地/兵庫県淡路市野島江崎別当15-1
定休日/無休
電話/0799-72-3420 (淡路島観光協会・岩屋観光案内所)
料金/見学無料(敷地外からの外観のみ)
写真・記事:藤田祥子