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淡路の「美味しい!」が詰まった島のジャム屋さん/淡路島 山田屋(兵庫県淡路市)

北部
お土産・お取り寄せ

2018.02.22

『移住』、『ジャム』、『山田』。このキーワードにビンビン惹かれて淡路島の右上の方にやってきたライター山田です。
そんな右上の海近くの集落に佇む、この3つのキーワードを持つジャム屋さんにお邪魔してきました!

 

島のジャム屋さん『淡路島 山田屋』

その名も『淡路島 山田屋』。
淡路島に移住してきた大阪と香川出身のご夫婦が、いちごの観光農園とジャム作りを営んでいるお店です。
当初は京都·大阪·神戸など関西方面でのイベント出店のためだけに工房でジャムを製造していたのですが、ご近所の方の「ここでジャムを買いたい」という嬉しい声に応え、気軽に立ち寄ってもらえる場所を作ろうということでオープンしました。

倉庫だった建物を改造した木造のお店は、ご夫婦のほっこりした雰囲気とマッチしていて、暖かい空間。
今まで多くのメディアに取り上げられたこともあり島内外問わず広く知られており、この日も何組もの家族連れが来店し賑わいをみせていました。

 

淡路島産の素材を使ったジャム

商品棚を見渡すと、『有機さといもと有機ココアのジャム』、『かぶとマイヤーレモンのジャム』、『みかんとさつまいものジャム』など、個性的な素材の組み合わせのオンパレード!
山田屋さんのジャムは淡路島産の果物·野菜など地元の素材がふんだんに使われており、全て無添加。お客さんに直接届けられる方法で販売しているので、添加物を使う必要がないのだとか。体に優しいジャムなんですね。
どうやって食べたら美味しいか書かれてあるのも嬉しいポイント。物によって、紅茶やお湯で割ったり、シロップ的な使い方も。
おお、こんな野菜や果物が淡路島で収穫できるのね?と思わずふむふむ。イチジク、栗、ブラッドオレンジ、桃、びわなども淡路島で採れるのを初めて知りました!(無知でごめんなさい)

 

お店では、季節によって味は変わりますが、年間30種類ほどのジャムが楽しめます。年間通しての一番人気はやはり『いちごジャム』。
ちなみに山田屋お二人のオススメは『ピーナッツバター』と、ご近所の作り酒屋·千年一酒造さんの酒粕にココアと豆乳を混ぜた『酒粕のガナッシュ』だそう。

「味の想像がつかない!」とお嘆きのあなたは、店内で試食もできるので自分のお好みの味を見つけてみてくださいね。

 

地域の農家とお客さんを繋ぐ味

山田屋さんのジャム作りは、まず島の農家さんとの出会いが最初の大事なスタート。次にその農家さんが作っている素材と出会い、試行錯誤を重ねジャムというかたちに変身させていきます。
単品では弱かったりクセが強かったりする素材を組み合わせることで、それぞれの良さを引き出すことができるのだとか。匠の技です。

 

ジャムの素になる大切な素材は、なるべく農家さんから直接仕入れるように心がけているそう。
「淡路島産にこんな素材がありますよ、と紹介する。それだけで終わらず、お客さんがジャムを通して農家さんを知り、その農園に直接買いに行ったり、果物狩りをしてくれたらもっと嬉しい。そういう流れが出来たらいいなと思いながらやっています」と、山田屋の山田修平さん。
なるほど、『お客さんと農家さんを繋げる役割を果たす』。そんな存在をも担う、地域と深く繋がったジャムなんですね。

 

手作りの練乳『ミルクジャム』

ここで売れ筋商品の一つである『ミルクジャム』をいただいてみましょう!
こちらは淡路島牛乳を使用した牛乳のジャム。
味は少しサラッとした練乳という感じで、何につけても合いそう。
ということで、ここはやはり…

待ってました、この鮮やかな赤色、しっかりしたつぶつぶ!そのままでもとっても甘くてみずみずしい山田屋さん自慢のいちごにつけて…。もちろんバッチリ!な相性で、パクパク平らげてしまいました。
次は何につけてみよう?色んな選択肢をあれこれ考えることができるのもジャムならではの醍醐味ですよね。

もちろんこのいちごもお店で販売しています。
このいちごは『完熟で採る』ということを方針にしているため、市場などには出荷せず、一般のお客さんへの発送もしていません。
「完熟した採れたてのいちごを食べる。それ以上に美味しさを感じれることはないと思うので、なるべくここに来てもらえるように売り方を限定しています」
そんなこだわりのいちごは、お店での購入か農園の摘み取り園(毎年三月~四月開催)でのみ食べることができますよ。

 

移住といちごとジャム

最後に素敵な笑顔のお二人をご紹介!
山田屋さんのいちごの観光農園は山田修平さんが、ジャムづくりは山田優子さんがそれぞれ担当しています。

ここで、私が気になっていたワードの一つである『移住』について訊いてみました。
「ここ淡路島を舞台に決めたのは、島の空気感と景色に魅了されたから。以前から、最終地はここかな、と感じていました」
ブルーベリーの観光農園に勤めていたご夫婦が独立し土地を探していた際に、淡路島の土地や人とご縁があり2012年に移住してきました。運命的なご縁だったんですね。

そんなお二人の今後の展望は?
「実は、いちご農家やジャム屋さんを最終形態とは思っていません。ゆくゆくは農家カフェのようなかたちにもっていきたいんです。いちご園の方も大分整備できてきたし、ブルーベリーなどにも品目をひろげて、もっともっと畑に近いところで商品を作り、お客さんに足を運んでもらいたい。そういう場所をこれから作っていく予定です」
なんと、今の段階は大きな目標へと続く一つのステップということでした。

 

広く俯瞰的な目で先を見据えているお二人。これからもどんどん新しいステップを地域の農家さんたちと共に歩んで行くのだろうな、と感じました。

この週末は『淡路島 山田屋』にお気に入りのジャムを見つけに行きませんか?

 

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淡路島 山田屋
所在地/兵庫県淡路市仮屋91
電話/0799-70-4022
開館時間/10:00~18:00
営業日/金曜日(時期により土曜·日曜も)
※摘み取り園の詳細は山田屋のホームページ参照
http://awaji-yamadaya.com

 

写真·記事:山田 芽実

 

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